本日の仕事

今日は梅雨らしい天気だった。

不動産売却の準備のため、現地調査を3件おこなう。
覚王山駅から徒歩圏にある閑静な住宅地。


目的は接する三方の敷地との高低差の調査である。
土地として売却するのだが、調査事項は多いものだ。



この地域は覚王山エリアの中でも高台にあるため、崖条例を意識しながらの宅地造成工事を伴うことになる。擁壁工事にはかなりの費用がかかりそうだが、人気を博すことは間違いないだろう。


塀に上り、建物に上り、樹木と格闘しながら首からカメラをぶら下げ、メジャーを片手に大変な調査となった。
間口がとても広く、南垂れの傾斜地は日当たりが確保される。
道路から2〜3m高い位置に建物を建てることになるため、私の大好きなビルトインガレージを大きく造ることができそうだ。

調査段階からワクワクしてしまう。


その他2件も造成工事が必要な土地だったが、滝のような豪雨のため、今日のところは中止とした。また報告しようと思います。




午後からは、現在時間貸し駐車場を経営されているオーナー様からのご相談。
周辺に同様の100円パーキングが乱立し、収益が悪化しているらしい。
経営の立て直しのために解決策を求められる。


このような相談は私にとって楽しみの一つでもある。




周辺地域の人口分析、商業施設の有無、時間帯による稼働率の推移、競合先の調査、月極駐車場の需需給バランス等々、調査事項は多岐にわたる。
現場から得た情報を分析し、検証を繰り返し、仮説を立てていく。
幾通りもの提案書を書きながら、人気を博す常に万社の駐車場をイメージする。絶対に成功させる。そこには頼って下さるお客様の笑顔が常にある。




私には常に大切にしているものの見方がある。



不動産の売買でも賃貸でも土地の有効活用でも、常に利用者となるユーザーの目線で物事を見続けること。当たり前のことだが、とても難しくもある。
駐車場を利用してくださるユーザーが、何度も利用したくなる、そんな駐車場でなくてはならない。
周辺他の駐車場と比較した場合の優位性がどれ位あるのか?
立地条件、区画の広さ、駐車のしやすさ、料金体系、各駐車場の戦略はさまざまである。

競合が多いために時間帯による売り上げに大きなばらつきがあるようだ。
この稼働していない時間帯を埋めることによって、収益が大きく変わり始める。利用するお客様のメリットが最大化するように、目玉企画を考えてみよう。